近年、晩婚化や生活スタイルの多様化により、
一つの大きな家を複数人で借りて、
ガスや水道、電気などのリソースを分け合って暮らす
シェアハウスタイプの住み方をする人々が首都圏で増えてきました。
昨年はコロナ禍で他人との接触を避けがちであったため、
メリットが小さくなりがちだったシェアハウスですが、
今後はワクチン接種が徐々に進んでいくという事で、
コロナの流行が収まった時に参考に出来るよう、
メリットとデメリットをまとめたいと思います。
前回のコラムのシュアーイノベーションも、
とても反響のあったコラムですので
合わせてチェックしてくださいね。
目次
<シェアハウスのメリット>
まずはメリットから解説します。
家電など、生活に必須の物を分け合えるシェアハウスの場合、
炊飯器や冷蔵庫、洗濯機などの家電は自分で購入するのではなく、
備え付けの物を用います。維持費は少し必要になりますが、
それでも自分で一から購入するよりは非常に安く済みます。
<シェアハウスでは初期費用を削減できるので、身軽に動ける>
物件によりますが敷金・礼金などを取らない物件も多いので、
まとまったお金がすぐに集まらなくても
引っ越す事が出来ます。
特に若い人にとっては数十万単位で
お金を準備するのは大変なので、
シェアハウスで節約し、お金を貯めるというスタイルも可能です。
<シェアハウスでは他人とコミュニケーションがすぐとれる>
一人暮らしをずっと続けていると、
全く喋らなくなることもしばしばあり、
会社やアルバイトなどでのコミュニケーションに支障をきたすことも。
その点、シェアハウスでは共用の設備を使うのに
コミュニケーションが必要なので、自然と会話がされ鍛えられます。
また、誰かとお酒が飲みたいと思った時にも
すぐ飲めるという事で、
酒好き・おしゃべりの人には向いていると言えそうです。(笑)
<シェアハウスのデメリット>
ここまでいいことづくめのシェアハウスですが、
裏を返せばデメリットになるものもあります。
●共用の物は丁寧に、綺麗に使う事が必要
家電を含めた設備は共用なので、
無茶な使い方をしたり、
うっかり汚してしまったりすると
他の人に迷惑が掛かります。
使用後の掃除まで含めて作業をすることになり、
単純な一人暮らしよりは若干精神的・肉体的負担は増えます。
また、同居人がそういう事に気を使わないタイプかも
しれないというリスクもあります。
●自分の物が置けない
シェアハウスは一般的に複数人で1つの建物を分け合って暮らすため、
1部屋あたりの面積はかなり
小さく作られている事が多いです。
従って自分の物を置くスペースがあまりありません。
ミニマリストである事を心がけましょう。
●隣人とのトラブルが起きやすい
通常の一人暮らしより周囲に
住んでいる人との距離感が近いため、
失礼な事をしたときにトラブルに発展しやすいです。
人に気を遣いつつ、お互い快適に暮らせるよう努力が必要になります。
<最後に>
いかがだったでしょうか。
冒頭でも述べたように不特定多数との接触を控えたい今は
シェアハウスはあまり人気が無いかもしれませんが、
費用を抑えられるなど、若者に人気な点もあるシェアハウス。
コロナ禍が終わった時のことを考えて、
今から検討してみるのはいかがでしょうか。